【追記あり】ライブ5題・その1-サントリー芸術財団 TRANSMUSIC 音楽のエッセンツィア“現代音楽の楽しみ方”作曲家・野平 一郎を迎えて@大阪・いずみホール











3連休初日。朝のランニング後、バタバタと荷物をまとめて、一路実家へ。

その前に、サントリー芸術財団の演奏会を聴く為、大阪城公園近くのいずみホールへ
約15年ぶりに行ってきました。
今回、近鉄特急を利用。新幹線は早いけど高いし、JRの新快速は乗り継ぎは安いけど、
約3時間。後から考えたら、ぷらっとこだまを使う手もありましたが、何となく近鉄に
しちゃいました。(^_^;)
途中、鶴橋駅で近鉄からJRに乗換え。鶴橋と言えば焼肉の街ですが、夕方前だったので、
ホーム上で焼肉の匂いはまだしてなかったです。(^_^;)

そして、いずみホールの最寄り駅・大阪城公園駅に到着。
このホールには、1992年~1997年の京都在住時代、様々な演奏会を聴きにきたものです。
着いた瞬間、一瞬にして場所を思い出せました!ま、見えてるからなんですが。(^_^;)
ホールまでの間、大阪城や大阪城ホールをチラリと眺めたり。
開場前にホールに到着しましたが、このような現代音楽の演奏会に、多数の方々が
待っていらっしゃてたことにビックリ。(^.^)
開場後、ホールの建物に入りましたが、昔聴きに来た演奏会の懐かしい思い出が、
様々蘇りました~!(^o^)

この演奏会シリーズは、どのように新しい音楽に接していけば良いのか、どのような楽しみ方が
あるか等を提案。
テーマ作曲家にはアマチュアの音楽ファンにも演奏可能な小品を作曲し、その楽譜を持ち帰って
家族や知人と楽しみ親しんで欲しいという新しいコンセプトで開催されているとのこと。
今年のテーマ作曲家は、野平 一郎氏。野平氏のSax作品が演奏されるに当たり、
クロード・ドゥラングル氏が来日ということで聴きに行ってきたんです。
会場内には、関西のプロSax奏者・アマチュアSax吹きな皆様が多数来場されており、
久々お会いした方や、ようやくお会い出来たという初めましてな方も多数いらっしゃいました。

音楽学者・伊東 信宏氏のMCで、演奏会は進行。
前半冒頭、野平氏自身の演奏でドビュッシーの小品を。
そして、7月に東京シンフォニエッタによって再演されたばかりの「挑戦への14の逸脱」。
演奏は、野平氏指揮によりピアニスト・碇山 典子氏+いずみシンフェニエッタ大阪
+音響担当として作曲家・有馬 純寿氏が参加。40分の大作でした。

後半冒頭、三輪 眞弘氏「Four Bits Counters for eight hands」の演奏。
ヘルメットを被り、上下黒シャツ・黒パンツ姿の4人の女性が登場すると場内がざわめき、
譜面台を囲んだ中におもむろに出された赤・黄・緑の棒が譜面台に置かれ、その棒を持って
いきなり隣同士の頭をバコパコ叩き出す姿に、更に場内が沸きました。(^o^)
実は、音の高さが違う3本の棒を、ある規則性のあるリズムパターンで叩いていくという
非常に難易度が高い作品みたいです。(^_^;)
演奏したAUAカウンターズとは、愛知県立芸術大学の打楽器専行卒業生+現役美術学部生
だったとか。どーりで素人っぽい叩き方だなと思いましたが、それはそれで面白かったり。

そして、いよいよドゥラングル氏が登場。通訳として、Sax奏者・井上 麻子さんも。
「アラベスク第3番」が作曲された経緯等が披露された後、演奏に。
実は、生でこの曲を聴くのは初めてでしたが、様々な特殊奏法を駆使し、音の可能性を
魅せた作品だなと改めて感じました。
そして、今回の為に書かれた委嘱作品「網目模様」。
Saxのカデンツァの元になった内包曲「一人ぼっち(Solitaire)」が、まずは披露されました。
冒頭に演奏された、ドビュッシー「子供の領分」の“小さな羊飼い”のようなイメージで
作曲したとのこと。
プログラムパンフには、ソプラノリコーダー&A・Sax&ピアノで書かれた楽譜が挟まれており、
どんな楽器でも吹けるようにとのこと。ドゥラングル氏の繊細で細やかな演奏に、
思わずため息が。。続いて、野平氏はピアノ版を演奏。
オケが登場して、演奏された約15分の作品でしたが、均整の取れたオケの管楽器
セクションの音が、違和感なくSaxと一体となりつつ、途中「一人ぼっち」の
フレーズがカデンツァで登場。最後は、Saxに吹き込まれる息の音だけで静かに終了。
余韻を楽しむ間もなく、帰省の新幹線に間に合わせる為に、残念ながら直ぐにホールを
出てしまいました。AOIホールで聴いた「息の道」とはまた違う世界でしたが、
美しさに息を飲んだとは、正にこのことかなと思わずにいられませんでした。
タイトなスケジュールでしたが、聴きに行って本当に良かったです。

ドゥラングル氏が、1988年にパリ音楽院 Sax科教授に就任して今年で25年。
この年は大室 勇一先生がお亡くなりになり、川崎市でアジア初となったワールド・
サクソフォン・コングレスが開催され、その時にディファイエ・カルテットが引退しました。
当時、私は大学1回生でしたが、大きな転換期の年だったと今更ながら感じます。
この25年で国内外共に大きく変貌していったクラシックSax界、これまで聴いてきた様々な
演奏会を思い起こしながら、トークや演奏を聴きました。
この日、東京では「須川 展也サックス祭」が開催され、多数の東京芸術大学 Sax科卒業生・
現役生が出演、国内のSax界を担うメンバーの皆さんの素晴らしい演奏が聴けたことでしょう。
出来れば、こちらも聴きに伺いたかったです。

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