ライブ8題・その7-ヴィオラ・スペース2013 名古屋公演@しらかわホール



 一昨日、名古屋から開幕した今年のヴィオラ・スペース2013。
去年に続いて、運良く今年も聴きに行くことが出来ました。

 今年は、ヴィオラ奏者でもあったドイツの作曲家・ヒンデミットの没後50周年ということで、
今週末からの東京4公演では、ヴィオラ・ソナタ全曲演奏会や弦楽四重奏曲全曲演奏会を始め、
バッハvsヒンデミットというコンセプトや、ファンタジーに主題を当てた演奏会等、
多彩に開催される様子。在京オケの首席奏者が集まり、若手弦楽四重奏団での演奏等など、
中々魅力的なプログラムばかりに惹かれますが、残念ながら名古屋・大阪は1公演ずつ。

 冒頭、愛知県芸術大学 教授・百武 由紀氏演奏で、ヴィオラ・ソナタ 作品11-4から
スタート。Sax奏者の方々の演奏でこの曲を知り、原曲を初めて生で聴きましたが、
滑らかなフレーズの流れやや音色の多彩さ、やはり弦楽器ならではというか管楽器では
中々真似できず、悔しい部分でもあります。

 2曲目のシューマンは、今井 信子氏の演奏。大人のメルヘンやロマンチズム
充分に堪能しました。

 大御所のお2方の演奏が続いた後、3曲目は一転して愛知県芸術大学ゆかりのメンバーで
2009年に結成されたクヮルテットATOMという若手奏者の皆さんの演奏。
(Vla奏者・吉内 紫氏が海外留学中の為、今回は百武 由紀氏が演奏。)
演奏された「ミニマックス」は、第一次大戦時の下手な軍楽隊の様子を、弦楽四重奏団が
パロディにしているコミカルな作品。ステージ入場時には、第1Vn奏者・平光 真彌氏が、
手足を同時に動かす軍隊のパレードのように歩いて入る姿に、会場中で一緒に手拍子。(^_^;)
 演奏は、とても若手とは思えない充実した音楽作りに脱帽。(((・・)
流石は、第1回宗次ホール弦楽四重奏コンクールで優勝・聴衆賞・オーナー賞と
総なめにしただけの実力を存分に聴かせていただきました!
一度機会があれば、リサイタルに伺ってみたいところ。(^.^)

 後半は、シューベルトの八重奏曲に倣った編成で書かれた最晩年の作品の1つ「八重奏曲」。
第1Vn奏者に、いずみシンフォニエッタ大阪のコンミスで、相愛大学 教授の小栗 まち絵氏、
Vlaに百武氏・今井氏と並ぶ中、Vc・Cb・Cl・Fg・Hnは愛知県芸術大学の卒業生・
学生というメンバーでの演奏でした。
(ちなみに、大阪公演は、Vc以下が相愛大学の卒業生・学生という構成。)
初演では、ヒンデミット自身が第1Vlaパートを演奏したとのこと。

  ヒンデミットと言えば、2本のA・Saxでの「コンチェルトシュトゥック」や、
「アルト・ホルンの為のソナタ」をA・Saxで演奏したことがあり、Tpソナタや吹奏楽曲等、
管楽器の作品ばかりに触れることが多かったのですが、弦の作品も改めてきちんと
聴いてみたいと感じた一夜でした。
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